110115 guest 振付師・ダンサー・演出家 TETSUHARUさん

振付師・ダンサー・演出家 TETSUHARUさん
本名、増田哲治。音楽一家に育ち、幼少から音楽に親しんできたのをきっかけにダンスの世界へ。近年は安室奈美恵、SMAP、AKB48をはじめ、ミュージカル、バレエなど幅広いジャンルの振付を担当。2010年、ドラマ『タンブリング』の舞台化で演出を務めるなど演出家としても活動。自身が振付・出演するダンスエンターテインメント『GQ Gentleman Quality』が2月10日よりスタート。

TETSUHARUさんは、日本のトップアーティストの振付を担当されていて、安室奈美恵さんとは10年ぐらいお仕事されてるんですよね。最近だとどんな作品がありますか?
TETSUHARU:
去年出した新曲「Break It」のPVと、去年までやっていた「Past < Future」というツアーまで、ちょこちょこやってまして。PVは5、6曲やってますね。
渋谷:
振付の稽古場って、緊張感が漂う感じ?
TETSUHARU:
いや、和気あいあいとやってますよ。ものを作るのって終わりが無いじゃないですか。こういうエンタテインメントって正解があるわけじゃないし、こだわり出したら切りがないから、本番までにどこまでやれるかっていう感じなので。ピリピリした感じでやるというよりは楽しみながら、“あ、いいのできたね”っていう感じで。
渋谷:
じゃ、曲を聴いて、振りを作り上げてから教えるっていう感じではないんですね?
TETSUHARU:
ほとんどその場で(笑)。逆に作り込んでいっちゃうと、つじつまが合わなくなっちゃうんですよ。本人が踊っている姿を見た時に“あ、なんか絵が違った”って、想像とずれた時にそこを変えるじゃないですか。でも、作ってきたものにはめようとすると、解けない知恵の輪みたいになって、何がしたいのか分からなくなっちゃうんですよ。一緒に作っていって、その場の空気の中でやっていくのが僕には一番合っている。
渋谷:
あぁ。
TETSUHARU:
想像を超えて、誰も予想していなかったものになっていく感じが楽しいんです。
渋谷:
今はAKB48の振付もされていますよね。人数が増えてくると、一人一人の動きっていうのもそれぞれあると思うんですけど、どうやってまとめていくんですか?
TETSUHARU:
まとめるのは僕はあんまり得意じゃなくて(笑)。彼女達の場合は、バックダンサーがいるわけじゃなくて全員が歌を歌うので、十数人の子達を全員、立たせなくちゃいけない。例えば上から見た時に、きれいに動くっていうのが多分、不可能なんですよね。ただそれをいつの間にかV字になってたとか、広がっていたとかっていう絵を上手に作るっていう作業になるので、アーティスト1人の場合とはちょっと違いますね。
渋谷:
「Beginner」の振付をされているんですよね。今までのAKB48に比べると激しい動きですよね。
TETSUHARU:
そうですね。AKB48はアイドルの王道じゃないですか。でも僕のところに話が来た時は、脱アイドルではないけれども、がっつりダンスで見せたいという発注できたので、じゃ、それで作りましょうって。でも歌い分けが細かいので、そこがやっぱり苦労しましたよね。

TETSUHARUさんが振付を担当されて、出演もされる舞台『GQ』。稽古の真っただ中ということなんですが、『DDD』というダンス専門誌で、なんと78ページの特集が組まれている大注目の舞台なんですよね! これはどんな作品なんですか?
TETSUHARU:
『GQ Gentleman Quality -紳士の品格-』というタイトルで、新上裕也さんという日本を代表する素晴らしいダンサーが中心になって作っているんですけども、クラシックバレエや、コンテンポラリーのダンサーと、今回はストリートのダンサーだったり、ジャズダンサーだったりの人達がいっぱい出てきて展開されるショーですね。
渋谷:
バレエのプリンシパルダンサーがたくさん出演されるんですよね。そこで展開されるオールジャンルのダンスパフォーマンス?
TETSUHARU:
キャストの中には、バレエの国際コンクールで金賞を獲った佐々木大さんとか、吉本真悟君、東京バレエ団のプリンシパルをやっていた中島周君とか、ローザンヌ国際バレエコンクールでスカラシップ賞を受賞している横関雄一郎君とかね。
渋谷:
すごい方々が出演されるんですね~!
TETSUHARU:
海外でも活躍してきた人達が集結した作品です。他にも、日本のストリート界では知らない人はいないストリートダンサーの大場進一君とか。あとは、シャオ・チャンという中国の歌舞団出身で、日本に来てからは劇団四季の『キャッツ』に1100公演以上出演した人とか、すごい人達が、裕也さんの声で集まったという……。
渋谷:
すごいですね! 新上裕也さんのカリスマ性というか、ひと声かけただけでそれだけ集まったんですね。作品ではどういったテーマを取り上げているんですか?
TETSUHARU:
題材になっているのがグリム童話の『ヘンゼルとグレーテル』で、そこにアレンジを加えた新上裕也ワールドが展開されていくんですけども、実力もさることながら表現力も素晴らしいダンサーが集まっていて、今回はひとつのストーリーにのっとって、ステージに王子が何人も登場したり、違うジャンルの人と一緒に踊ったりするところが見所のひとつですね。
渋谷:
では最後にリスナーの皆さんにメッセージをお願いします!
TETSUHARU:
今回の『GQ』は、新上裕也ワールド全開で、彼の作り出す世界っていうのは、多分、初めて見たらびっくりすると思うんですけども、すごくアーティスティックで“日本にこんなに才能のある人がいるんだ”、“こんな世界を作れる人がいるんだ”って感じると思います。今の時代にぴったりな作品になっていると思うので、ダンスに興味の無い方も、多分なにがしか感じてもらえることがあると思うし、自分の生活の中にもリンクできるものっていうのが感じ取っていただけると思うので、ぜひ足を運んでいただきたいと思います!
■TETSUHARUさん公式サイト >> http://www.csb-international.info/tetsuharu/news.html
『 GQ Gentleman Quality -紳士の品格- 』
日程:2月10日(木)~2/13(日)全6公演
会場:池袋「サンシャイン劇場」
チケットお問合わせ:TEL 03-6804-2236(CSB International)
『舞台 タンブリング vol.2』(演出・振付:TETSUHARU)
日程:5月18日(水)~5月22日(日)
会場:赤坂ACTシアター
http://www.tbs.co.jp/act/event/tumbling2/
2011.1.15 O.A
振付師・ダンサー・演出家 TETSUHARUさん
本名、増田哲治。音楽一家に育ち、幼少から音楽に親しんできたのをきっかけにダンスの世界へ。近年は安室奈美恵、SMAP、AKB48をはじめ、ミュージカル、バレエなど幅広いジャンルの振付を担当。2010年、ドラマ『タンブリング』の舞台化で演出を務めるなど演出家としても活動。自身が振付・出演するダンスエンターテインメント『GQ Gentleman Quality』が2月10日よりスタート。